指示待ち人間の直し方

ひまわり
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こんにちは。高校2年、中学3年の発達障害の男の子ママのひまわりです。


現在、発達障害児の子育て、精神科ナースとしての経験を活かして子育てコーチングの講師をさせていただいてます。

その中で、日常のお子様との関わりが将来、社会に出た際に【指示待ち人間】になってしまうことが見えてきたので、今日は指示待ち人間にならない子育て術を詳しくお伝えしていきます!

特に発達障害のあるお子さんは、その特性から指示待ち人間になりやすい傾向があります。でも、適切な関わり方をすることで、自分で考えて動ける力を育てることができます。

なぜ指示待ち人間ができてしまうのか?

日常の中で「アレしなさい」「コレしなさい」って言ってしまうことよくありますよね。

特に朝の忙しい時間は「早く食べなさい」「着替えなさい」「歯磨きしなさい」なんてよく言っちゃいますよね。

実はこれが指示待ち人間を作ってしまうことに繋がるのです。

想像してみてください。

小さい頃から親に「アレしなさい」「コレしなさい」とやることを指示されていたら、中学生、高校生になっても親の指示がないと動けず、最悪は社会に出てからも上司から1から10まで指示されないと動けない人間に作り上げられてしまうのです。

【指示待ち人間の特徴】

•言われたことしかやらない

•自分で判断することができない

•困った時に誰かに頼ることができない

•新しい環境に適応するのが苦手

•責任を取ることを避けがち

これらの特徴は、すべて幼少期からの「指示される習慣」が作り出してしまうものなのです。

発達障害児が指示待ち人間になりやすい理由

精神科ナースとして、また発達障害児の母として、多くのお子さんを見てきた中で気づいたことがあります。

発達障害のあるお子さんは、特に指示待ち人間になりやすい傾向があります。

なぜ発達障害は指示待ち人間になりやすい?

理由1:不安が強く、指示がある方が安心する

発達障害のあるお子さんは、「自分で決める」ことに強い不安を感じることが多いです。

•「間違えたらどうしよう」

•「失敗したら怒られる」

•「どうしたらいいか分からない」

このため、指示してもらった方が安心できるのです。

理由2:曖昧な指示が理解できず、具体的な指示を求める

「ちゃんとして」「しっかりやって」などの抽象的な言葉が理解しにくいため、「何をすればいいか具体的に教えて」となりがちです。

その結果、親も「○○しなさい」と具体的に指示する習慣がついてしまいます。

理由3:失敗経験が多く、自分で判断する自信がない

発達障害のあるお子さんは、定型発達の子どもよりも失敗経験が多い傾向があります。

•忘れ物が多い

•時間管理が苦手

•優先順位がつけられない

こうした失敗を繰り返すうちに、「自分で決めると失敗する」と学習してしまい、指示を待つようになります。

理由4:親が先回りして指示してしまう

「また失敗させたくない」

「周りに迷惑をかけたくない」

という親心から、先回りして指示を出してしまうことが多くなります。

我が家でも、息子たちが小さい頃は「忘れ物しないように」と毎朝チェックしていました。でも、それが息子たちの自立を妨げていたことに気づいたのです。

理由5:ワーキングメモリーの弱さで、段階的な判断が難しい

ADHDなどの特性がある場合、ワーキングメモリー(作業記憶)が弱いことがあります。

「朝の準備」と言われても、

•何を

•どの順番で

•いつまでに

という複数の情報を同時に処理することが難しいのです。

だから、「次は歯磨きしなさい」と一つずつ指示される方が楽なのです。

【指示待ち人間にならないための基本原則】

対策は生活の中で子どものことは自分で決めさせる!

実はたったコレだけなんです!

「コレだけでは無理だよ!」って思いますよね。

でも、たったこれだけができてない人が多いんです。

ただし、発達障害のあるお子さんには、いくつかの工夫が必要です。

【具体的な声かけの変え方】

時間に関する声かけ

❌ 従来の指示

• 「早く食べなさい」

• 「早く着替えなさい」

• 「早く寝なさい」

⭕ 改善後の声かけ

• 「何分までに食べ終わる?」

• 「何分になったら着替え始める?」

• 「何時に寝る準備を始める?」

このように自分で時間を決めさせることで、時計を見ながら動くことを覚えます。

もし、時計を見れないお子様だったらキッチンタイマーを使って時間をセットする方法でも大丈夫です。

行動の順序に関する声かけ

❌ 従来の指示

• 「早く準備しなさい!」

⭕ 改善後の声かけ

• 「朝の準備は①顔洗い、②ご飯、③着替えどれからする?」

• 「宿題と明日の準備、どっちから始める?」

子どもからしたら「早く準備しなさい」って言われても、顔を洗うのか、ご飯を食べるのか、着替えるのか、どれからやったらいいか分からない子もいるかもしれません。選択肢を示すことで、自分で優先順位を考える習慣がつきます。

学習に関する声かけ

❌ 従来の指示

• 「宿題やりなさい」

• 「勉強しなさい」

⭕ 改善後の声かけ

• 「今日の宿題、いつ頃やる予定?」

• 「宿題の中で、どれから始める?」

• 「集中できる場所はどこがいい?」

【発達障害児への特別な配慮】

発達障害のあるお子さんに自己決定の力をつけるには、定型発達の子ども以上に丁寧なサポートが必要です。

1. 選択肢は2〜3個に絞る

× NG対応:

「今日何する?」(選択肢が多すぎて選べない)

○ OK対応:

「公園と図書館、どっちに行く?」(2択なら選びやすい)

発達障害のあるお子さんは、選択肢が多すぎると混乱します。最初は2択、慣れてきたら3択程度に留めましょう。

2. 視覚的なサポートを活用する

効果的な方法:

•チェックリストを一緒に作る

•絵カードで手順を示す

•タイマーで時間を見える化する

•スケジュール表で予定を可視化する

我が家では、朝の準備をイラスト付きチェックリストにして、できたらシールを貼るようにしています。視覚的に分かることで、子どもたちが自分で確認して動けるようになりました。

3. 失敗を前提に考える

大切な心構え:

•失敗して当たり前

•失敗から学べばOK

•責めない、怒らない

•一緒に「次はどうする?」を考える

発達障害のあるお子さんは、最初から完璧にはできません。むしろ、失敗を通して学ぶプロセスを大切にしましょう。

4. スモールステップで進める

段階的なアプローチ:

1.最初は選択肢を親が提示

2.自分で選ぶ練習

3.選択肢を自分で考える練習

4.完全に自分で決定

いきなり「全部自分で決めて」は難しいです。小さなステップを積み重ねることが大切です。

5. ADHDの特性への対応

ADHD児の場合:

•衝動的に決めてしまうことがあるので、「ちょっと考えてみよう」と待つ時間を作る

•決めたことを忘れやすいので、メモやリマインダーを活用

•長期的な計画は苦手なので、「今日」「明日」など短いスパンで

6. ASDの特性への対応

ASD児の場合:

•予測可能性を持たせる(「いつもの選択肢」を用意)

•パターン化すると安心する(ルーティン化)

•曖昧な選択肢は避け、具体的に示す

•急な変更は苦手なので、事前に伝える

7. 成功体験を積み重ねる

自信をつけるために:

•「自分で決めてできた!」という体験を増やす

•小さな成功もしっかり褒める

•「次も自分で決めてみたい」と思える雰囲気作り

精神科ナースとしての経験から言えるのは、「できた」という体験の積み重ねが、自己肯定感と自己決定力を育てるということです。

【年齢別アプローチ方法】

幼児期(3〜6歳)

•2択から選ばせることから始める

•「赤い服と青い服、どっちにする?」

•「おもちゃを片付けてからご飯?ご飯を食べてから片付け?」

発達障害児への配慮:

絵カードを使って視覚的に選択肢を示すと、より分かりやすくなります。

小学校低学年(6〜9歳)

•3つの選択肢を提示

• 時間を意識させる質問を増やす

• 「30分後に出かけるから、それまでにできることは何かな?」

発達障害児への配慮:

タイマーを使って時間を見える化し、「あと何分」が分かるようにしましょう。

小学校高学年(9〜12歳)

• より複雑な判断をさせる

• 「今週のスケジュールを見て、いつ宿題をやるのがベストかな?」

• 理由も一緒に考えさせる

発達障害児への配慮:

スケジュール帳やカレンダーを使って、視覚的に計画を立てる練習をしましょう。

中学生以上(12歳〜)

• ほぼ自分で計画を立てさせる

• 困った時だけサポートする体制に

• 「計画通りいかない時はどうする?」という対策も一緒に考える

発達障害児への配慮:

スマホのリマインダー機能やアプリを活用して、自己管理をサポートしましょう。

【実践する際の注意点】

1. 忍耐強く見守る

最初は選択肢を伝えたりと大変かもしれませんが、何回も繰り返すことで自ら考えて動くことができるようになります。

特に発達障害のあるお子さんは、習得に時間がかかることがあります。焦らず、じっくり待ちましょう。

2. 失敗を責めない

自分で決めたことがうまくいかなくても、「次はどうしたらいいと思う?」と一緒に振り返りの時間を作りましょう。

発達障害のあるお子さんは、失敗を責められると自己肯定感が下がり、「もう自分で決めたくない」となってしまいます。

3. 段階的にサポートを減らす

いきなり全部を子どもに任せるのではなく、徐々に自立度を上げていくことが大切です。

発達障害のあるお子さんには、特にこのスモールステップが重要です。

4. ヘルプの出し方を教える

1人で考えて行動できるようになったら「困った時は声かけてね」って伝えることで、適切にヘルプを出す練習にもなります。

これは、将来社会に出た時に「報告・連絡・相談」ができる力につながります。

5. 環境を整える

発達障害のあるお子さんの場合、環境調整が特に重要です。

• 気が散る物を視界に入れない

• 静かな場所で考える時間を作る

• 視覚的な補助ツールを用意する

まとめ:指示待ち人間の直し方

指示待ち人間を直すことは、将来への投資です。

この方法は、目の前の効率よりも、お子さんの将来の自立を重視するアプローチです。

特に発達障害のあるお子さんの場合、社会に出てから「自分で考えて動く力」が何より大切になります。

なぜなら

• 職場では細かい指示がないことも多い

• 臨機応変な対応が求められる

• 自分で判断しなければならない場面がたくさんある

だからこそ、今から「自分で決める力」を育てることが、お子さんの将来を守ることにつながるのです。

今すぐに効果が見えなくても、継続することで必ず「自分で考えて動ける人」に育っていきます。それは、社会に出た時の大きな武器となり、お子さんの人生を豊かにしてくれることでしょう。

我が家の息子たちも、最初は指示待ちでした。でも、少しずつ自分で決めさせる関わりを続けた結果、今では自分でスケジュールを立て、困った時は相談してくれるようになりました。

完璧を目指さなくていいんです。

できることから、少しずつ始めましょう。

ぜひ今日から実践してみてください!

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この記事を書いた人
himawari

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<ひまわり株式会社 代表>
発達障害の息子(高2、中3)

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