自分を大切にするって、どういうこと? 〜頑張りすぎているママへ〜
「自分のことは後回し」
「子どものために、我慢するのが当たり前」
そんなふうに思っていませんか?
でも、自分を犠牲にし続けると、いつか心も体も悲鳴を上げてしまいます。
今日は、「自分を大切にする」ということを、一緒に考えてみませんか。
まずはチェック!あなたは自分を大切にできていますか?
以下の項目で、当てはまるものにチェックしてみてください。
□ 自分の食事は立ったまま、または残り物で済ませることが多い
□ 睡眠時間が6時間未満の日が週に3日以上ある
□ 「疲れた」と言うことに罪悪感を感じる
□ 本当は断りたいのに、頼まれたら断れない
□ 自分の時間(趣味や休息)がほとんどない
□ 体調が悪くても、家事や育児を休めない
□ 「自分へのご褒美」をここ1ヶ月していない
□ 子どもや家族のことは考えるが、自分のことは後回し
□ 「ちゃんとしなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」が口癖
□ 他のママと比べて、自分はダメだと感じることが多い
□ 自分の好きなものや、やりたいことが分からなくなっている
□ 一人になれる時間がほとんどない
5個以上当てはまったら、要注意です!
あなたは、自分を大切にすることを忘れているかもしれません。
でも、大丈夫。
今日から少しずつ、変えていきましょう。
自分を大切にする、3つのこと
- 体を大切にする
ちゃんと食べる、ちゃんと寝る、休む時は休む。
子どもの食事は気にするのに、自分は残り物や立ち食い。
夜は子どもを寝かしつけた後、家事に追われて睡眠不足。
「疲れたけど、まだやることがある」と、休む時間を取らない。
心当たりはありませんか?
体は、あなたが一生使う大切な相棒です。
疲れたら休む、お腹が空いたらちゃんと座って食べる。
体の声を無視し続けないでください。
精神科ナースとして長年勤務してきた経験から言えるのは、体の不調は必ず心にも影響するということです。睡眠不足や栄養不足は、イライラや不安を増幅させます。
あなたが倒れたら、家族はもっと困ります。
自分の体を大切にすることは、家族のためでもあるんです。
今日からできること:
・自分の食事も、ちゃんと座って食べる
・睡眠時間を30分でも増やす努力をする
・「疲れた」と感じたら、10分でいいから横になる
・水分補給を意識する(1日1.5リットルが目安) - 心を大切にする
無理なことは「無理」と言っていい。
PTA、習い事の送迎、ママ友の付き合い…
本当は断りたいのに、「いい人」でいるために引き受けていませんか?
「ちゃんとしなきゃ」
「迷惑をかけちゃいけない」
「他のママはできてるのに」
そんな声で、自分を追い詰めていませんか?
あなたは、完璧じゃなくていいんです。
「今日はできない」「助けてほしい」と言える勇気を持ってください。
弱音を吐くことは、恥ずかしいことじゃありません。
むしろ、自分の限界を知って伝えられることは、とても強いことなんです。
私自身、長男が小さい頃は「良い母親でなければ」と思い込んで、すべてを完璧にこなそうとしていました。でも、ある日突然、涙が止まらなくなったんです。それは、心が限界を超えていたサインでした。
今日からできること:
・断れる用事は1つ断ってみる
・夫や家族に「疲れた」「助けてほしい」と伝える
・完璧を目指すのをやめる(70点でOKと決める)
・SNSで他のママと比較するのをやめる - 自分の良いところを認める
できないことばかり見ないで、できていることも見てあげましょう。
「今日も怒ってばかりだった」
「ちゃんとした料理が作れなかった」
「他のママみたいにできない」
自分のダメなところばかり、数えていませんか?
でも、少し視点を変えてみてください。
今日、子どもの話を聞いてあげられた。
バタバタでも、ご飯は用意できた。
朝、笑顔で「いってらっしゃい」が言えた。
それだけで、十分頑張っています。
小さなことかもしれない。
でも、その積み重ねが、子どもを育てているんです。
子育てコーチングの講師として多くのママと接してきましたが、頑張っているママほど、自分の頑張りを認められていません。
自分ができていることを、ちゃんと認めてあげてください。
今日からできること:
・寝る前に「今日できたこと3つ」を数える
・自分を責める言葉を、励ます言葉に変える
・小さな成功も「できた!」と声に出して言う
・自分へのダメ出しをやめる日を作る
自分を大切にできると、何が変わる?
自分を大切にできるようになると、不思議なことが起こります。
・心に余裕が生まれる – 子どもにも優しくできる
・イライラが減る – 怒る回数が自然と減っていく
・子どもが変わる – ママが笑顔だと、子どもも安心する
・罪悪感が減る – 「これでいいんだ」と思えるようになる
・家族との関係が良くなる – 余裕があると、家族にも優しくなれる
・自分が好きになる – 自分を認められると、自信が生まれる
自分を大切にすることは、わがままではありません。
自分を大切にできる人だけが、人のことも本当の意味で大切にできるのです。
子どもに「自分を大切にしてね」と伝えたいなら、
まず、あなた自身が自分を大切にする姿を見せてあげてください。
今日から、1つだけやってみませんか
難しく考えなくて大丈夫です。
レベル1(今日からできる):
・自分の分も、座って食事をする(立ち食いをやめる)
・1日5分、何もしない時間を作る(スマホも見ない、ただぼーっとする)
・寝る前に「今日もよく頑張った」と自分に言う
レベル2(今週中にやってみる):
・週に1回、好きなものを食べる・買う(自分へのご褒美)
・「無理」「疲れた」を誰かに言ってみる(夫、友人、誰でもいい)
・家事を1つ手抜きする日を作る(完璧を目指さない)
レベル3(今月中にチャレンジ):
・1人で外出する時間を作る(30分でもいい)
・趣味や好きなことをする時間を作る
・「助けて」と誰かに頼む
1つでいいんです。
それが、自分を大切にする第一歩。
あなたは、十分頑張っています
毎日、家事に育児に仕事に…本当にお疲れ様です。
「もっとちゃんとしなきゃ」
そう思う気持ち、よく分かります。
でも、もう十分です。
あなたは、十分頑張っています。
だから今日は、自分に優しくしてあげてください。
あなたが笑顔でいることが、子どもにとって一番の幸せなのですから。
私も、発達障害の子ども2人を育てながら、何度も自分を追い詰めてきました。
でも、自分を大切にすることを学んでから、家族との関係も、自分自身も変わりました。
あなたも、自分で自分を大切にしてあげてくださいね。
応援しています。
