【受験直前】緊張している我が子との関係を穏やかにする方法

この記事はこんな人におすすめ
◻︎受験前の子供との接し方に困っている
◻︎受験前の子供と穏やかな親子関係を築きたい
◻︎子どもの本当の気持ちに寄り添いたい

こんにちは。高校2年、中学3年の発達障害の男の子ママのひまわりです。
精神科ナースとして長年勤務し、現在は発達障害児の子育て経験を活かして子育てコーチングの講師をさせていただいています。

受験が近づくと、子どもは緊張や不安でいっぱいになります。そして、その気持ちを一番近くにいる親にぶつけてしまうこともあります。イライラした態度、反抗的な言葉、突然の涙…。
「どうしてこんなに八つ当たりされるの?」「こっちだって心配してるのに」そんな風に感じることもあるでしょう。

でも、子どもの心の中では何が起こっているのでしょうか?

元精神科ナース<br>ひまわり
元精神科ナース
ひまわり

今日は、受験前の子どもの本当の気持ちを代弁しながら、親子関係を穏やかに保つ方法をお伝えします。

受験前の子どもの本当の気持ち

本当の気持ち:「怖い」

子どもの心の声
『落ちたらどうしよう。今まで頑張ってきたのに、全部無駄になったらどうしよう。親をがっかりさせたくない。でも、自信がない。怖くて怖くてたまらない。』
受験生は、期待と不安の間で揺れています。「大丈夫、きっとうまくいく」と思いたいけれど、「もしダメだったら」という恐怖が常につきまとっています。
これまで我が子を含め多くの受験生と接してきましたが、この「恐怖」は、周りが思っている以上に大きいものです。

本当の気持ち:「もう疲れた」

子どもの心の声:
『毎日毎日勉強ばかり。いつまで続くんだろう。もう疲れた。でも、ここで諦めたら今までの努力が無駄になる。休みたいけど休めない。苦しい。』
長期間の受験勉強は、心身ともに疲弊します。特に発達障害のあるお子さんは、定型発達の子どもより疲れやすい傾向があります。
我が子も疲れたけどやらなきゃいけないという思いに押し潰されそうになりながら頑張ってます。

本当の気持ち:「分かってほしい」

子どもの心の声:
『お母さんは「頑張って」って言うけど、もう十分頑張ってる。これ以上何を頑張ればいいの?成績が上がらないのは、頑張りが足りないからじゃない。不安なんだ。怖いんだ。その気持ち、分かってほしい。』
親は励ますつもりで「頑張って」と言いますが、すでに限界まで頑張っている子どもにとって、その言葉はプレッシャーになることがあります。

本当の気持ち:「一人にしないで」

子どもの心の声:
『不安で押しつぶされそう。でも、弱音を吐いたら心配かけちゃう。強がってるけど、本当は一人じゃ耐えられない。そばにいてほしい。でもそれを言葉にできない。だからイライラしちゃう。八つ当たりしちゃう。ごめんなさい。』
子どもの反抗的な態度の裏には、「助けてほしい」「支えてほしい」という本音が隠れています。

親子関係を穏やかにする7つの方法

  1. 「頑張って」より「そばにいるよ」
    × NG対応
    「もっと頑張らないと!」
    「あと少しだから頑張って!」
    「ここまで来たんだから頑張りなさい!」
    ○ OK対応
    「つらい時は言ってね、話聞くよ」
    「何があっても、お母さんはあなたの味方だよ」
    「一緒に乗り越えようね」
    子どもが求めているのは、激励ではなく、安心感です。「どんな結果でも、あなたは大切な存在」というメッセージを伝えましょう。
    私は息子に、毎晩寝る前に「今日もお疲れ様」と声をかけるようにしています。たったそれだけで、息子の表情が少し和らぐのを感じます。
  2. 沈黙を受け入れる
    子どもの心の声:
    『話したくない時もある。でも、一人にはなりたくない。ただそばにいてほしい。』
    無理に話をさせようとせず、同じ空間にいるだけでもいいのです。
    我が家では、リビングで私が本を読んでいる横で、息子が勉強することがあります。会話はなくても、お互いの存在を感じられる時間です。
  3. 小さなサインを見逃さない
    受験前の子どもは、言葉では「大丈夫」と言いながら、SOSのサインを出していることがあります。
    注意すべきサイン:
    ・食欲の変化(極端に増える、または減る)
    ・睡眠の変化(眠れない、または寝すぎる)
    ・頭痛や腹痛などの身体症状
    ・突然のイライラや涙
    ・部屋に引きこもる
    ・勉強から完全に逃避する
    これらのサインを見つけたら、「最近疲れてない?」「何か困ってることない?」と優しく声をかけてあげましょう。
  4. プレッシャーをかけない距離感
    × NG対応
    「今日は何時間勉強したの?」
    「模試の結果はどうだった?」
    「志望校、合格圏内に入った?」
    ○ OK対応
    「今日の体調はどう?」
    「何か食べたいものある?」
    「休憩したい時は言ってね」
    結果や進捗を聞くのではなく、子どもの今の状態を気遣う声かけを心がけましょう。
  5. 失敗を許す雰囲気を作る
    子どもの心の声:
    『もし落ちたら、お母さんはどう思うんだろう。がっかりするんだろうな。そう思うと、もっと不安になる。』
    伝えたい言葉:
    「結果がどうであれ、あなたが頑張ったことは無駄じゃない」
    「合格することだけが成功じゃないよ」
    「この経験は、必ずあなたの力になる」
    失敗しても愛されているという安心感が、子どもの心を支えます。
  6. 親自身が穏やかでいる
    子どもは親の不安を敏感に察知します。
    親がやるべきこと:
    ・過度な心配を子どもに見せない
    ・自分自身のストレス発散をする
    ・他の受験生と比較しない
    ・結果に執着しすぎない
    精神科ナースとしての経験から言えるのは、親が落ち着いていると、子どもも落ち着くということです。
    私自身、長男の受験前は不安でいっぱいでしたが、その不安を友人に話したり、自分の時間を大切にすることで息子の前では笑顔でいることが出来ました。
  7. 「今」を大切にする
    子どもの心の声:
    『将来のことばかり言われると、プレッシャーで押しつぶされそう。今を認めてほしい。今の頑張りを見てほしい。』
    ○ OK対応
    「今日も机に向かえたね」
    「昨日より集中できてたね」
    「今、この瞬間を大切にしようね」
    未来の結果ではなく、今この瞬間の努力を認めてあげましょう。

発達障害のあるお子さんへの特別な配慮

発達障害のあるお子さんは、不安やストレスを言語化することが苦手な場合があります。
工夫できること:
・感情を表すカードを使う(「今の気分は?」とカードで選んでもらう)
・定期的に「チェックイン」の時間を作る(「今日の調子を10段階で教えて」)
・安心できるルーティンを守る(食事や睡眠の時間を一定に)
・感覚過敏への配慮(静かな環境、柔らかい照明など)

親へのメッセージ

受験前は、子どもだけでなく、親も不安でいっぱいですよね。でも、その不安を子どもにぶつけないでください。
あなたがすべきことは、結果を求めることではなく、子どもの心に寄り添うことです。
完璧な親である必要はありません。時にはイライラすることも、不安になることもあるでしょう。それでいいんです。
大切なのは、「あなたの味方だよ」というメッセージを、言葉でも態度でも伝え続けることです。
受験は通過点です。結果がどうであれ、この経験は子どもを成長させます。そして、この時期に親子の絆を深めることができれば、それは一生の財産になります。

私も今年は受験生の母です。一緒に乗り越えましょう。あなたとお子さんを応援しています。

この記事を書いた人
himawari

\観察眼を養おう/
不安な子育て▶︎楽しい子育てへ
●不安やイライラが「楽しい育児」に変わる
●精神医も絶賛!子育て法が目からウロコ
●実践的な困り事解決法が学べる
<ひまわり株式会社 代表>
発達障害の息子(高2、中3)

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