子どもが出すSOSを見逃さないために

元精神科ナース
ひまわり
ひまわり
こんにちは。高校3年、高校1年の発達障害の男の子ママのひまわりです。
精神科ナースとして長年勤務し、現在は発達障害児の子育て経験を活かして子育てコーチングの講師をさせていただいています。
新学期まで1週間ほどになりましたね。
「なんだか最近、元気がない気がする」
「様子がいつもと違う気がするけど、気のせいかな?」
そんな風に感じることはありませんか?
実は、それは気のせいではないかもしれません。
子どもは、新学期への不安を言葉ではなく、行動や体で表現していることがあります。
今日は、新学期の不安のサインと、その見つけ方についてお伝えします。
子どもは不安を言葉にできない
大人は「不安だ」「心配だ」と言葉で表現できますが、子どもは自分の気持ちを上手に言葉にできません。
特に発達障害のあるお子さんは、自分の感情を認識すること自体が難しいことがあります。
だからこそ、親が子どものサインに気づいてあげることが大切なのです。
精神科ナースとして多くの子どもたちと接してきた経験から言えるのは、心の不調は必ず何らかのサインとして現れるということです。
新学期の不安のサイン:体に現れるサイン
- 頭痛・腹痛を訴える
「お腹が痛い」「頭が痛い」
朝、学校の話をした時や、新学期の話題が出た時に、こんな訴えが増えていませんか?
医者に行っても特に異常がない場合、それは心因性の痛みかもしれません。不安やストレスが体の症状として現れているのです。 - 食欲の変化
食欲がなくなる:
・ご飯を残すことが増えた
・好きなものでも食べない
・「お腹空いてない」が増えた
逆に食べ過ぎる:
・ストレス食いでお菓子ばかり食べる
・食事の量が急に増えた
どちらも、不安のサインです。 - 睡眠の変化
眠れない:
・寝つきが悪くなった
・夜中に何度も起きる
・朝起きられない
逆に寝すぎる:
・休日ずっと寝ている
・昼寝が増えた
・起きるのを嫌がる
睡眠の乱れは、心の不安定さの表れです。 - 体調不良が続く
・微熱が続く
・だるさを訴える
・「疲れた」が口癖になる
・風邪をひきやすくなる
免疫力の低下は、ストレスが原因のことが多いです。 - チック症状や癖が増える
・まばたきが増える
・首を振る
・爪を噛む
・髪の毛を触る
・貧乏ゆすり
これらは、不安を体で表現している可能性があります。
新学期の不安のサイン:行動に現れるサイン - 以前できていたことができなくなる
・一人で寝られたのに、親と一緒じゃないと寝られない
・朝の支度が一人でできなくなる
・トイレを失敗する(小さい子の場合)
・赤ちゃん返り
これは「退行」と呼ばれる現象で、不安の強いサインです。 - 親から離れたがらない
・ママの後をずっとついてくる
・一人で遊ばなくなる
・「ママと一緒がいい」が増える
・親が見えないと不安がる
分離不安が強くなっている可能性があります。 - イライラ・怒りっぽくなる
・すぐに怒る
・きょうだいゲンカが増える
・物に当たる
・暴言が増える
不安が怒りとして表現されることはよくあります。 - 引きこもりがちになる
・部屋から出てこない
・外出を嫌がる
・友達と遊ばなくなる
・ゲームやスマホばかり
外の世界を避けようとしているサインです。
新学期の不安のサイン:言葉に現れるサイン - ネガティブな発言が増える
「どうせ友達できない」
「新しいクラス、嫌だな」
「学校行きたくない」
「自分なんて…」
こういった発言が増えたら、要注意です。 - 学校や新学期の話を避ける
・学校の話題になると黙る
・話題を変えようとする
・「分からない」「別に」が増える
話したくない=不安があるサインです。 - 質問が増える
「新しいクラス、誰と一緒かな」
「先生、優しいかな」
「友達できるかな」
何度も同じことを聞いてくる場合、強い不安があります。
まとめ:小さなサインを見逃さない
新学期の不安は、子どもにとって大きなストレスです。
でも、子どもは上手に言葉で伝えられません。
だからこそ、親がサインに気づいてあげることが大切です。
今日から意識してほしいこと:
・子どもの体調の変化に注目する
・行動の変化に気づく
・言葉のトーンやニュアンスを聞く
・「なんとなく違う」という直感を大切にする
サインに気づいたら、まず話を聞いてあげてください。
それだけで、子どもは安心します。
対策についてはこちら
一人で抱え込まず、必要なら専門家に相談しましょう。
あなたの「気づき」が、お子さんを守ります。
応援しています。

