~「また始めたばかりなのに…」を卒業するために~

ひまわり
こんにちは。高校3年、1年の発達障害の男の子ママのひまわりです。
精神科ナースとして長年勤務し、現在は発達障害児の子育て経験を活かして子育てコーチングの講師をさせていただいています。
「ダイエット、また3日でやめちゃった」
「勉強、毎回最初だけ頑張って続かない」
「子どもに『継続が大事』って言ってるのに、自分も続けられない」
そんな経験はありませんか?
継続できないのは、意志が弱いからではありません。
実は、継続できない人には共通の特徴があり、
それに合わせた対策をすれば
誰でも続けられるようになります。
今日は、物事を継続できない人の特徴と、
その対策についてお伝えします。
継続できない人の5つの特徴
- 最初から高い目標を立てる
よくあるパターン:
「毎日1時間勉強する」
「毎日5km走る」
「毎日完璧な食事を作る」
意気込んで高い目標を立てるものの、数日でできなくなり、「もう無理だ」と諦めてしまいます。
精神科ナースとしての経験から言えるのは、
高すぎる目標は、挫折への最短ルートだということです。
- 「完璧にやらないと意味がない」と思い込んでいる
よくある思考:
「1日できなかったら、もう失敗」
「中途半端にやるなら、やらない方がいい」
「100%できないなら無意味」
この「全か無か」の思考が、継続を難しくします。
1日できなかっただけで、
すべてを投げ出してしまうのです。
- すぐに結果を求めてしまう
よくある期待:
「1週間で結果が出るはず」
「すぐに効果を感じたい」
「頑張ってるのに変化がないなら無駄」
結果が見えないと、モチベーションが下がり、
続ける意味を見失ってしまいます。
- 環境を整えずに始めてしまう
よくあるケース:
・勉強する場所が決まっていない
・必要な道具が揃っていない
・邪魔されやすい環境のまま始める
・時間を決めずに「やる気がある時」にやろうとする
環境が整っていないと、続けるための
ハードルが上がってしまいます。
- 一人で頑張ろうとする
よくある状況:
・誰にも宣言せずに始める
・一人で黙々と続けようとする
・失敗しても誰にも相談しない
・サポートを求めることに抵抗がある
一人で頑張ると、モチベーションが下がった時に
支えがなく、簡単に諦めてしまいます。
継続できる人になるための7つの対策
対策1:目標を極限まで小さくする
× 高すぎる目標
「毎日1時間勉強する」
○ 続けられる目標
「毎日5分だけ机に座る」
「こんな小さな目標でいいの?」と思うかもしれませんが、
続けられない理由の多くは、目標が大きすぎることです。
小さく始めて、できたら少しずつ増やしていきましょう。
我が家の息子も、最初は「宿題を1問だけやる」
という目標から始めました。
今では自然と机に向かう時間が増えています。
対策2:「ゼロイチ思考」をやめる
× 完璧主義
「1日でもできなかったら失敗」
○ 継続思考
「1日休んでも、また次の日から始めればいい」
精神科での認知行動療法の視点から言えるのは、
完璧を目指すと長続きしないということです。
「8割できればOK」くらいの気持ちで取り組みましょう。
1日できなくても、それは失敗ではありません。
対策3:結果よりプロセスに注目する
× 結果重視
「痩せた?」「成績上がった?」
○ プロセス重視
「今日もできた」「3日続いた」
結果はすぐには見えなくても、続けているという
事実そのものに価値があります。
カレンダーにシールを貼るなど、
続けていることを可視化すると、
モチベーションが保ちやすくなります。
対策4:環境を先に整える
やってみること:
・続けたいことに必要な道具を、見える場所に置く
・時間と場所を固定する
・邪魔されない環境を作る
・スマホなど気が散るものを遠ざける
「やる気が出たらやろう」ではなく、
環境を整えて自動的にできる仕組みを作りましょう。
対策5:習慣に「くっつける」
効果的な方法:
「歯磨きの後に5分間ストレッチ」
「朝食後に10分勉強」
「お風呂上がりに日記を書く」
すでにある習慣の後に新しい習慣を付け加えると、
続けやすくなります。これを「習慣の積み木」と呼びます。
対策6:誰かに宣言する、一緒にやる
おすすめの方法:
・家族や友人に「これを続ける」と宣言する
・SNSで進捗を発信する
・一緒に取り組む仲間を見つける
・子どもと一緒にチャレンジする
人に見られている、応援されているという感覚が、
継続の力になります。
我が家では、息子と一緒に「毎日10分の読書」を始めました。
一人だと挫折していたかもしれませんが、
一緒にやることで2人とも続けられています。
対策7:失敗しても自分を責めない
大切な心構え:
「できなかった日があってもいい」
「また今日から始めればいい」
「自分を責めるより、次への対策を考える」
継続できない自分を責めると、
さらにやる気がなくなります。
失敗を受け入れて、また始める柔軟さが大切です。
発達障害がある場合の継続のコツ
発達障害のあるお子さんや、
ご自身が発達障害の特性をお持ちの場合、
継続にはさらに工夫が必要です。
ADHD特性がある場合:
・興味のあることから始める
・短時間で区切る(5分、10分など)
・視覚的なリマインダーを活用する
・ゲーム感覚を取り入れる
ASD特性がある場合:
・同じ時間、同じ場所で行う(ルーティン化)
・変化を最小限にする
・明確なルールを決める
・予測可能な形で進める
精神科ナースとして、また発達障害児の母として
実感しているのは、特性に合わせた方法を
見つけることが、継続の鍵だということです。
継続は「才能」ではなく「仕組み」
「あの人は継続力がある」
「私には継続力がない」
そう思っている方も多いですが、
実は継続は才能ではありません。
継続できる人は、続けられる仕組みを
作っているだけなのです。
目標を小さくする。
環境を整える。
誰かと一緒にやる。
失敗しても責めない。
これらの仕組みがあれば、誰でも継続できるようになります。
まとめ:今日から始める小さな一歩
物事を継続できないのは、
あなたの意志が弱いからではありません。
今日から見直してほしいこと:
①目標を今の半分以下に小さくする
②「ゼロイチ思考」をやめる
③結果ではなくプロセスに注目する
④続けやすい環境を整える
⑤誰かに宣言する、一緒にやる
⑥できなかった日があっても自分を責めない
完璧な継続を目指さなくていいんです。
70%できれば十分。
1日休んでも、また始めればいい。
小さな一歩の積み重ねが、いつか大きな変化につながります。
あなたも、お子さんも、「続けられた」
という経験を積み重ねていきましょう。
